Cassina家のルーツ

4月上旬、イタリア・ミラノにて世界最大の家具見本市「ミラノ・サローネ」が今年も開催されました。

Cassinaは今年創業90周年を迎え、記念書籍を発表したほか、特別会場では

「未来のインテリア」を考えた5つのコンセプトに基づくインスタレーションを、

アート・ディレクターであるパトリシア・ウルキオラのキュレーションで披露しました。

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会社としてチェーザレ・カッシーナが創業したのは1927年ですが、

カッシーナ一族は昔から木工職人の家系で続いており、その歴史は1650年頃まで遡ることができます。

ミラノ郊外の、現在もCassina本社があるメダ地区で、木製のテーブルや教会の説教台などを製造していたと言われています。

現存するいちばん古い記録によると、

1795年、コモの大聖堂に今も残る説教壇などを作った代金をカッシーナ兄弟に支払った、という記述があるそうで、

今回、その大聖堂に行ってきました。

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下が、その説教壇の写真です。

Cassinaに携わる者としてその歴史の一部に直に触れることができ、

その職人技術が今も脈々と受け継がれているのだと思うと、

厳かな教会の雰囲気と相俟って何とも言えぬ感動がこみ上げてきました。



ところで、

コモ湖畔がヨーロッパ随一のリゾート地であることを、ご存知でしょうか?

ミラノから電車で約30分という近距離にありながら、

風光明媚な景色と、都心より涼やかな気候で人気があります。

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先ほどの大聖堂から車で約15分ほどの距離にあるTornoという地区に、

パトリシア・ウルキオラがデザインしたホテルがオープンしました。

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パトリシア・ウルキオラがデザインした様々なブランドの家具がセンス良くMIXされており、

ロビーにはCassinaのTRE PEZZIやLC9などが使われています。

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洞窟のような石造りの素敵なレストラン「Berton al lago」では、モダンイタリアンがいただけます。

ミラノ市内でも人気の「Dry」「Pisacco」を営むシェフAndrea Berton氏が手掛けているそうです。

アラン・デュカスの元で修業した経験をもつ、スターシェフBerton氏。

それぞれのレストランにアイデンティティを持たせ、ミラノのレストランとは異なるメニューを提供しています。


コモの観光シーズンの終わりである11月までの季節営業ですが、

もし機会がありましたらぜひ訪れてみてください。